こんにちは、矢野です😊
前編の続きです。
前回は
重だるいと感じる頭の後ろには
脳の区分でいうと
後頭葉という場所があるとお話しました。
頭の後ろにあるこの後頭葉は
視覚の情報を処理する場所
。
目からの情報に頼りすぎてると
フルパワー回転し続けている
とイメージしてみると
少しわかりやすいでしょうか?
PCやスマホのデータ処理で
フル回転して熱くなってる感じです。
。
だから後頭部が凝ってくる。
そして重だるい。
。
。
。
じゃあ、
これがなぜネガティブに
偏ってる時かもに繋がるのか?
それは
目で得た情報というのは
その日の気分で
受け取る印象は同じになりがち
だということ。
。
クレショフ効果
という言葉をご存知でしょうか?
。
心理学用語なのですが、
ビジネスシーンでも
よく利用される効果です。
私はつい先日
この言葉を教えてもらいました。
新しいことを知るのは
やっぱり楽しい。
。
。
このクレショフ効果というのは
ソビエト連邦の映画作家・理論家のレフ・クレショフ氏が実験し提唱、今もなお世間で広まり続けている認知バイアスのひとつです。
ざっくり言うと、
ある無表情の俳優のカットを用意し、
棺の中の遺体→俳優のカット
スープ皿→俳優のカット
横たわる女性のカット→俳優のカット
の順番で被験者にみてもらう。
。
すると何が起きたかと言うと
すべて同じ無表情の俳優のカットなのに
棺の中の遺体→俳優のカット
➡悲しみ
スープ皿→俳優のカット
➡空腹
横たわる女性のカット→俳優のカット
➡欲望
というような印象を
その俳優のカットから受け取ったのです。
。
。
どういうことかというと、
視覚の情報はあてにならない
視覚の情報は自分次第で変わるのだ
。
。
このイラストも
中央の無表情の人物は
それぞれ何を感じていそうか?
私が想像したほんの一部を書きましたが
その時の気分や
その時の状況によって
思いつくものは変わるでしょう。
。
。
このことからお伝えしたいのは、
今見えてる世界は
自分の気分次第で変わる
ということ。
。
。
ひとつの瞬間に
ネガティブなものを感じたら
それ以外も
ネガティブなものに見えていきます。
。
逆に
ポジティブなものをある一瞬に感じたら
それ以外も
ポジティブに見えてくる。
。
。
こんなにあやふやなんですよ、
視覚って😂😂😂😂
。
ちなみに、
ネガティブがダメで
ポジティブがいいという話では
ありませんよ。
どちらかに偏りすぎず、
どちらも在るのが理想だと私は思います。
。
なので、
後頭部
頭の後ろが凝っていると感じてる方は
まずは
その部分をほぐして柔らかくし、
そして
視覚の情報に頼りすぎないこと。
。
視覚の情報に頼りすぎている方に
広い視野をお持ちの方は
あまりいません。
いろいろな感覚を使って
広く情報を受け取る。
。
そうすることで
考えや感じ方が
凝り固まることも
防げます。
。
。
普段、ただ空腹を満たすための食事
という方は
たまには五感を感じながら
食事を楽しんでみるのも
いいかと思いますよ😋
セラピスト矢野碧