こんにちは、矢野です。
ボディセラピストの方にあるあるなことですが、
私がこのお客様のお身体
なんとかしてあげなくちゃ!!
なんとかしてあげなくちゃ!!
こう思ったことありませんか?
私はがっつりそう思っていたし、
むしろそうあるべきだろうと思っていました。
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そもそも、
人体の仕組みは
私たちが不安に思うほどの
ちゃっちー作りではない、
ということ。
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解剖学
とはいえ基礎の基礎の大まかな部分ですが、
人体の仕組みを少しでも学び始めた時に
それを知れば知るほど
細かく精密な作りにひたすら驚き、
そして
素晴らしさに感動しました。
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だけど
それとはまた対照的に
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その神憑ったような完璧さに
『施す』
という行為のおこがましさを痛感しました。
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何かやらなくちゃ
何かしてあげなくちゃ
何かをどうにかしなくちゃ
もっと私がこうしなきゃ
こういった
『こちらから変化させてやろう』
という姿勢は
相手(身体)を見くびっている言動です。
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相手(身体)には
そんな力も可能性も無いんだから
こっちが手助けしてやらないと
というような
【見くびった】認識だからこそ思うこと。
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それ、
自分がそう思われたら
どう思うだろうか?
私はとても腹が立った。
肚の底から憤りを感じました。
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でもこれ、
日常的にも同じことで
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「この人助けてあげなくちゃ」
「この人には私が居てあげなくちゃ」
「私が支えてあげなくちゃ」
『あげなくちゃ』
という言葉を使ってる時点で
相手を見下してる。
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もちろんそんなつもりはないです。
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だけど、よく見直してみると
そう感じますよね?
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とくに逆に思われてる立場だったりすると。
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なんか
お節介おばさんみたいな。
このみくびったことを私もしていたのですが、そこにも気づくことで当時のパートナーを手放すことができました。
そのお話はまたの機会にしようと思います。
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相手に見くびられ
相手を見くびり
自分を見くびる
セルフセラピスト
矢野 碧