kaoriのコラム

アウトレイジを観に行く予定がある人は、観ないほうが良いと思います。

 

アウトレイジ最終章を観てきたのですが、

あれを、ただのバイオレンス映画って言っている人は

あまりにも浅はかというか、思慮が浅い感じがします。

 

バイオレンスは表向きで

根底のメッセージは、

 

最後は優しい人が勝つ。優しさは忍耐だ。

という、武さんのメッセージを感じたのですが。。。

 

私の体調が悪い時に観たら、優しい人が1番恐いんだよ。

と、受け取るかもしれません。

 

黒の使い方も美しいし、

拳銃の音も拳銃の種類によって全部違うしね。

細部にまで、武さんの美意識を感じました。

 

武さん演じる大友は、完全に武さんご自身の投影。

 

フィクサーの張さんが、武さんのお母さんの投影なのかなぁ??

とも感じました。


 

なんでバイオレンスか?

バイオレンスに仕立てた方が、1番わかりやすいし、興行も良いからでしょ??

 

私は完全に

人間関係が希薄になってきている現代や

 

社会の仕組み、構造に投げかける警告というかなんというか。

 

そういうメッセージを感じました。

 

何度も観たら

また変わるのかもしれませんが。。。

 

だってヤクザが黒塗りの車に対し

フィクサーの車はまっ白で

完全に、陰陽というか、白黒で明確な違いを表現されていたしな。

 

ま、完全に個人的な感想です。。。

真相は、武さんに聴いてみないとわかりません。

 

 

私は武さんの映画は綺麗事がなくて

でも、根底に人情が流れているのでとても好きです。

 

日本人としての感性を、とても大事にされているしね。

 

Dollsには、谷崎潤一郎の春琴抄を思い起こさせる描写もあるし。
 

どの映画も、衣装は絶対

山本耀司だしね。

 

 

少し脱線しますが、武さんは小泉元首相が

オバマさんとの会談のときに、ポール・スミスを着ていったことに

とてもがっかかりしていました。

 

日本人ならYohji Yamamotoだろう!と。

(Yohji Yamamotoは買収されたけど、耀司さん自身は、『今俺、絶頂期だから。』みたいな事言ってて、かっこいいなぁ!と思いました。)

 

話を戻して。

特に、菊次郎の夏が大好きで、サロンでも久石譲さんの

SUMMERを流しています(^^)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アウトレイジも全部観ています。

 

一作目はグロすぎて、観た後 嫌な気分というか、後味悪い感じ。

だから二作目は観なかったのですが、

 

DVDで観たらテンポが良くて、

『高橋克典体鍛えてんなーっ!!』とか言いながら

何度も観て、山王会と花菱会のセリフも覚えたくらい。

 

名脇役の塩見さんが、私的にはとても印象に残っていました。


最終章で観た塩見さんは

何か凄いお年を召されていて、心配になりました。。。

痩せられているし。。。。

 

岸部一徳さんも、座頭市に続き、悪っそうだし

白竜さんは相変わらず、ホンマモンのようでした。

役者さんって、本当に凄いな。と思います。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のオープニングも

鈍い音楽と共に、漆黒の車に浮き上がる

血の赤のOUTRAGEがかっこよかったです。


 



今回の私のもう一つの目的は

変態ヤクザ役の、ピエール瀧。


 

裸のときの、くっそだらしねー体も 笑

不摂生しまくっているんだろうなぁ。。。

とバレバレの歯茎や歯の状態も、こういうやくざ、本当に居そうだよね笑

と感心するくらい、作品としてハマりすぎてて素晴らしかった。

 

やっぱりピエール瀧は

馬鹿と天才の紙一重だと思う。

 

ご存じないお若い方には、

アナ雪のオラフの声優やった人で

(アナ雪、、、私には全く面白くなかったけど、ピエールの声優を聴きに行った)

 

同世代や、私より目上の方には

電気グループと言えば、おわかり頂けると思います。

(石野卓球も、音楽の天才、神だな。電気グループのLIVEに行った昔の友人が、音が良すぎて失○したって言ってたもんな。)

 

最後に

北野映画は好き嫌い分かれますが

私は迎合しない武さんに、やっぱり憧れます。

 

馬鹿に天才はわからないしね。

馬鹿には馬鹿もわからない。

 

どっちが天才か馬鹿か決めるのも

個人の自由。

 

そういう枠にはまらない

豊かなものが、本来の作品であり、美なのだと私は思います。

 

それに武さん、

アウトレイジと同時進行で

恋愛小説も書いてたそうだから、、、、本当に凄いと思う。