kaoriのコラム

 

 

好きを仕事にしよう!という意味不明な風潮がある昨今。

 

好きとか嫌いとか、

そんな移ろいやすい感情で仕事を決めようとしている甘ちゃん思考がよくわかりません。

そういう人の仕事は、殆どが自己満レベルで、感動が無い事が多いのです。

 

あと、そういう人は、お金を頂くことにも何かブロックがある。

正当な代金を請求出来ないようなサービスをしている人、店、物に

お客様が一生懸命働いて得られた報酬を頂いている私は、一円も使いたくないし

使わない。

 

という考えを持っています。

 

なぜ、このような事を書いているか?

というと、今日のタイトルにもある 安野モヨコさんの描く美人画をたまたま見て


わぁ😳✨✨と。。

 

夢二や、夢二に影響を受けられた中原淳一さんの現代版 美人画みたいで、うっとりしました。

髪の生え際のタッチとか、ぞくっとします😳💓

 




 

20代の私は、安野さんの漫画が好きになれませんでした。

出てくる主人公の女たちが

当時は自分と重なって、共感どころか読むと疲弊するので、全く読まなかったのです。

(後述しますが、美人画報は最高に面白かった。)

 

なので この絵から

安野さん、何か心境の変化があったのかな?

と思い、色々調べていたら、下記のインタビューを見つけました。

「漫画を生み出すことに疲れた私は、漫画を描くことで元気になれた」安野モヨコさんインタビュー →


 

本当に共感しました。

私も仕事で病み、仕事で元気になるを繰り返してきての15年。

安野さんのインタビューを読み

やっぱりこれで良いのだ。と思えました。

 

 

 

 

 

 




先に述べたように

安野さんの【美人画報】は大好きで、全巻持っていたのですが、

今でも私が大共感した一節があるのです。

 

一語一句同じではありませんが

ニュアンスはこんな感じで、こういう事を書かれていました。

 

 

 

確か、安野さんが、仕事のしすぎて心が弱っていた時に

趣味をしたら良い!とか

好きな事をすれば良い! とお医者さんか誰かにアドバイスされたのです。

 

その時の安野さんの一節

「好きな事をしなさいって言われても、

好きだった漫画を仕事にした私に、これと言った趣味って無いしなー」

で、また悩むという笑笑。

※一語一句同じではありません。

 

しかも、最後の方の美人画報では

息抜きの仕方を見つけられたのですが

確か1位が、クッションなどをボコボコ殴るとか笑

4位がエロ本とか春画見るで、結局仕事と繋がっているんです。

 


 

 

これにも当時の私も随分 勇気付けられました。

 

趣味というと、なんかもっと華やかなものじゃないといけない。というイメージがあったのです。

でも趣味も、仕事があるから出来ること。

 

結局息抜きは仕事とつながる事だというところが

全く同じだったので、この部分はすごく覚えているのです。

 




 

私の場合は好きとか以前に、生活の一部だったものが、流れで仕事になりました。

 

だから仕事好き?

と聞かれても、わからないのです。

好きになる努力はしてきました。とは言えますが。

 

 

東京に来たのも、美容師になりたくてなりたくて仕方がなく

上京資金のために、部活引退後は学校に許可を取って、アルバイトをしていました。

卒業式の次の日に、晴れて上京というフルスピードで 笑

 

東京の美容学校の夜間部に通いながら、昼は美容室でアルバイトしていました。

これも凄くて、上京して3日後には、もう働いていました😂

 

上京初日に、当時のアルバイト募集雑誌 とらばーゆ で、技術者しか募集していないのに

免許も経験さえもない自分が、ほぼ飛び込み同然で面接をお願いし

雇って頂いたのです。

 

 

この無謀な行動力を支えていたのは

好き という情熱だけ。

 

それでも

現在は美容師をやっていないのです。

 

むしろ、美容師さんには大変失礼ですが、

美容師は、1番やりたくない仕事にまでなっています。

 

反対に、エステティシャンになってからは

給料が安すぎたので、最低最悪、底辺の仕事だと思っていたホステスを始めました。

 

やり出した当初は、もう誰にも言わず

私は何しに東京に来たのだろう。と思う毎日でしたが

 

3年経った辺りから、ホステスのお仕事が楽しくなりだし

最終的に8年くらいやりましたが

最後の方は、馬鹿な女にホステスは出来ない、1番凄い仕事だ!

という価値観にまでなっていて、それは今も変わっていません。

 

現に

玄人3年、素人10年

という言葉もありますしね。(素人が10年かかって覚える事を、水商売は3年で覚える。という意味です。)

 

私は水商売の経験に、随分救われましたし、感謝しています。

 




 

何が言いたいのか?というと

 

恋愛と同じで、盲信の好き は、必ず幻滅します。

 

これは自分の勝手な理想で、相手や仕事に自分の勝手な理想を抱き

それが違うと、昔の私のように 理想と違った。。。と人や仕事のせいにして

逃げ出すのです。

 

若い時は、一回くらいこの経験をしておくのも良いと思います。

人間は痛い思いをしないと、経験にならないから。

 

しかし今は

良い歳した大人のこの 盲信の好き が多過ぎないかぃ?

と私は思うのです。

 

本当の好きって

長所も短所も分かった上で、それでもこれをやっていく、好きになる努力が出来る!

という事だと思うのです。

特に欠点を好きになれれば、もう何も心配ない。

 

それは人間関係や恋愛でも同じ。

本当に好きになれる人って、その人の欠点が好きになれた時ですから。

 

 

でもその余裕は、若い時に我武者羅に働きまくってこそ

徐々に加減がわかってくるものなんだよな。と最近少し分かるようになってきました。

 

だから世間の好きを仕事に!

という宗教に惑わされ、自分が今やっている仕事に自信を失いつつある人は、

仕事で嫌いな部分を全て書き出し、

それでも自分はこの仕事が好きだ!

と言い切れるか、自問自答してみると何か答えが出てくると思います。

 

 

好きを仕事に!と地に足付かない事をやっているよりもよ

仕事で病み、仕事で癒され、

自分の足で立ち

生計を立てているって、本っ当に素晴らしい人生だと、

私は思います。




 

エステティック=美学、審美、耽美 は、

ただ上っ面のことではなく

所作や心根のことも含めた生き方のことを指しているのです。

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